福井鉄道F1000形電車
概要
F1000形電車は、2013(平成25)年3月31日から福井鉄道で導入された、超低床車両です。福井鉄道では120形、200形についで3番目の自社発注車両となりました。
県民からの公募により愛称およびロゴマークが決められ、2013年3月31日の出発式にて「FUKURAM(フクラム)」(FUKUI+TRAM、「夢や幸せがふくらむ」) という愛称および福武線の路線とFの字を合わせたロゴマークが発表されました。
車両は3つの車体で1編成が構成されており(3車体1編成)、各車体に台車が1つずつ配置されています。また、車体の幅は200形などの大型車両に準じて設計され、超低床車両としては国内最大の定員数(155人)となっています。なお、2014年に鉄道友の会のローレル賞を受賞しました。
2016年よりえちぜん鉄道三国芦原線への相互乗り入れが始まり、当初はF1001号およびF1002号の2編成が乗り入れ運行を行いました。のちにF1003号、F1004号が乗り入れ運行に加わりました。
各車両の色やコンセプトは次の通りです。(福井新聞・日刊県民福井より)
- F1001号・・・オレンジ:北陸の冬を払拭する明るい色(県民対象のカラー投票により決定)
- F1002号・・・ブルー :「福井の海・空」
- F1003号・・・グリーン:「福井の緑」「新芽、未来への希望」
- F1004号・・・さくら色:「福井の春」「人と人をつないでいく優しさや愛情」
写真
経歴
年 | 出来事 |
---|---|
2013(平成25)年3月31日 | 福井鉄道F1000形1001号 運行開始 |
2014(平成26)年5月26日 | 鉄道友の会ローレル賞 受賞 |
2015(平成27)年2月17日 | 福井鉄道F1000形1002号 運行開始 |
2016(平成28)年3月20日 | 福井鉄道F1000形1003号 運行開始 |
2016(平成28)年3月27日 | えちぜん鉄道三国芦原線への相互乗り入れ運転開始(F1001・F1002) |
2016(平成28)年10月10日 | えちぜん鉄道三国芦原線への相互乗り入れ運転開始(F1003) |
2016(平成28)年11月13日 | F1000形運行予定 公式Twitterにて公表開始 |
2016(平成28)年12月29日 | 福井鉄道F1000形1004号 運行開始(初営業・・・ 11:25 越前武生発 田原町行き 普通電車) |
2017(平成29)年9月19日 | えちぜん鉄道三国芦原線への相互乗り入れ運転開始(F1004) |
主要諸元
車両番号 | 製造年 | 車両長[mm] | 車両高[mm] | 車両幅[mm] | 自重[t] | 定員(席)[人] |
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F1001-1/2/3 | 2013 | 27160 | 3775 | 2650 | 37.0 | 155(53) |
F1002-1/2/3 | 2015 | 27160 | 3775 | 2650 | 37.0 | 155(53) |
F1003-1/2/3 | 2016 | 27160 | 3775 | 2650 | 37.0 | 155(53) |
F1004-1/2/3 | 2016 | 27160 | 3775 | 2650 | 37.0 | 155(53) |