福井鉄道F10形電車
概要
F10形735号は元々、ドイツのシュトゥットガルト市電の路面電車(GT-4形)でした。土佐電気鉄道(土佐電鉄)が車両を譲り受け、外国電車のひとつとして運行していましたが、車両の故障により休車となっていました。
その後、福井県が車両を購入し、車両の修理・改造を行ったうえで、2014年3月に福井鉄道へ引き渡されました。なお車両には「RETRAM」(レトラム…「レトロ」+「トラム」)という愛称が付けられており、Re(再び)という言葉には福井鉄道の再生の意味も込められているそうです。
現在は春季(4~6月)および秋季(9~11月)の土日祝日限定で、主に福井市内(福井駅~田原町間)にて運行されています。
経歴
年 | 出来事 |
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1965年 | 西ドイツのシュトゥットガルト市電GT-4形として新造(エスリンゲン機械工場製) (環状運転のため、片側方向のみ運転台が設けられた) |
1990(平成2)年 | 土佐電気鉄道へ譲渡 譲渡の際、運転台のある車両同士(714A+735A)を連接接続して改造 |
2014(平成26)年3月29日 | 福井鉄道へ譲渡 車両お披露目会、愛称「RETRAM(レトラム)」の公表 |
2014(平成26)年4月12日 | 出発式、福井市内区間(初年度:福井駅前~田原町間)での運行開始(春季(4~6月)・秋季(9~11月)の土日祝日限定) |
主要諸元
車両番号 | 竣工年 | 車両長[mm] | 車両高[mm] | 車両幅[mm] | 自重[t] | 定員(席)[人] |
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735A | 1965 | 9090 | 3710 | 2300 | 10.2 | 44(44) |
735B | 1965 | 9090 | 3710 | 2300 | 9.2 | 44(44) |