旧瓜生家住宅
江戸時代の古民家
鯖江市北部の神明地区には、神明神社(5世紀頃に創建)とその宮司の住居であった旧瓜生家住宅(きゅううりゅうけじゅうたく)があります。このうち旧瓜生家住宅は、神明神社境内の北東に位置しています。すぐ西側を福井鉄道福武線が通り、北側にも道路がありますが、烏ヶ森社叢(からすがもりしゃそう)と呼ばれる境内の木々がそれらを視界から遮っています。
旧瓜生家住宅は江戸時代中期の1699(元禄12)年に建てられたものであり、茅葺きの屋根、土間や囲炉裏といった当時の民家の構造を今に伝えています。
なお福井県内に残る古民家としては最古であり、国の重要文化財に指定されているほか、福井県が認定する「ふくいの伝統的民家」にも指定されています(平成18年度認定 茅葺き民家)。