8月8日(木) | 冶具掛けと,洗浄後のメッキ部品の水切り・乾燥 |
6日目は,まずメガネ枠の冶具掛けから始まった。
今回は横掛けではなく,縦掛けを行った。
縦掛けの場合は,メガネ枠と電極,またはメガネ枠同士が触れないこと,という点では同じだが,1つのメガネで,両腕が触れないようにする,メガネの腕のたたみ方を同じにする(
左腕からたたむ
),といった注意点があった。
これらの点に注意して作業を行っていたのだが,チェックを行った責任者の方から,「掛け方が違う」と指摘され,3〜4個ほど,掛け方を修正した。
しかし,その後,あまり作業の進みが良くなかったので,作業の慣れている人と交替,という事になった。 作業交代後は,メッキの終わった部品の水切り・乾燥作業を行った。 大まかな流れはこれまでにも何回か作業したおかげで慣れてはいたが,特に乾燥作業について,指導者の方から 「 水切り後のエアブラシ,乾燥を丁寧,かつ長めに( 部品にシミが付かない様に )」 と言われたので,その点に注意して作業を行った。 その中で,特にシミの付きやすい 「 砂打ち 」 部品( メッキをすると,陶器のような色合いを持つ )を,冶具にして 5個ほど扱ったが,これらについては,特に念入りにエアブラシ・乾燥を行った。 午前中,冶具掛けの作業を交替させられたが,これこそ 「 学校 」 と「 職場 」 の違いを表す出来事であると思う。 ある一つの物事( 例えば作業,実験など )について,それを行おうとするとき, 「 学校 」 では,全員がその物事について実行できるよう努力するのに対し,「 職場 」 では,作業の能率を考え,その作業に合った人物を充てる,そのために時には配置換え( いわゆる 「 人事異動 」 など )を実施する,ここに両者の違いがあると思う。 つまり,1つの作業に対して 「 全員ができる 」 ということはもちろん大切なことではあるが,「 職場 」 では,それ以上に 「 各々の人物の能力に合った作業をさせる 」 ということが,時には優先される,という点で,「 学校 」 とは明確に異なると思う。 |
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掲載日: 2002/08/30