校外実習 5日目

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8月7日(水) 冶具掛け作業
 5日目は,何人かの従業員の方々が休みであったため,小人数での作業となった。 作業としては,ほぼ1日中,メガネ枠を冶具に掛ける冶具掛けを行った。 この日行った冶具掛けは,昨日と同じ横掛けであったので,伝票の書き方,掛けるメガネ枠の数,振り分け方に注意して行った。 冶具掛け中,冶具の金具が変形していて,メガネ枠同士,またはメガネ枠と電極がくっつきやすい状態になっているものもあり,修正に時間がかかったものもあった。 しかし,少々時間がかかっても,丁寧に作業を行ってほしいとのことだったので,すべての冶具について,冶具掛けが終了するごとに,メガネ枠がきちんと掛かっているかをチェックした。 同じ作業をしている従業員の方々は,慣れた手つきで次々とメッキ用部品を冶具へ掛けていたが,僕はまだそこまで慣れてはいないので,メッキをしたときにムラが出ることが無いよう,冶具を一つづつ確認することを心がけた。 それでも,午後になると,疲れのせいか,冶具用の伝票を付け忘れたり,掛ける部品の数を間違えたりと,作業のミスが出るようになり,作業の能率が上がらなかった。 時間的な要因を考えると無理も無いと思うかもしれない。 が,そのような時間帯にも働かなければならない中で,「 どこまで的確に作業を行えるか 」 ということが重要であるということを,作業を終えた後に思った。

 途中,メッキ用の部品を他の部署から運ぶ手伝いもしたが,結局,1日で約 800 枚( 冶具 29 個使用 )のメガネ枠を掛けた。 単純作業で,しかも午後の作業となると,肉体的にも,時間的にも能率が下がりやすい( 職場でも学校でも同じ )が,実習初日に聞いた 「 安全第一 」 の言葉とも合わせて,「 小さなミスが大きな損失につながる 」 ということを常に考え,以後は的確な作業を行いたいと思った。

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掲載日: 2002/08/30