電着塗装の説明
電着塗装は、下図のように水溶性塗料中に浸漬した品物に電流を流して、電気泳動によって電気化学的に塗膜を得る方法です。そして、目的に応じて品物をプラス極にするアニオンタイプとマイナス極にするカチオンタイプを使い分けています。
この塗膜の含水率は約10%以下で、乾燥・焼き付けを行って塗膜を形成しています。
電着塗装の特長は、溶剤塗装などに比べて均一膜厚性が良く、さらにつきまわりも良いことから、凹凸の大きいものでも処理できることです。また、マスキング技術を使えば、電着塗装/めっき、電着塗装/電着塗装という2色加工も簡単にできます。
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