はじめに

私は、表面処理の仕事に就き約20年になります。
これまで、開発部門、各製造工程を広く浅く経験し、現在は品質管理部門で四苦八苦しています。

そこで、「めっき」もっと大きな意味での「表面処理」とはどんなものか、少しでも皆さんに分かっていただけるようにとHPを運用しています。
ぜひ読んでみて、身のまわりにある「表面処理」に着目し、素朴な疑問などをお寄せいただければと思っています。
また、お仕事の中で「表面処理」を試したいなどお考えでしたら、何なりとご相談下さいませ!

私が勤めるアイテック株式会社のPRを少しだけ書かせていただきます。
(興味を持たれた方は、下のバナーからご入場下さい)

歴史 地場産業である眼鏡フレームへの表面処理を始め60年
家電、スポーツ、レジャー等、多岐分野を手がけ約10年
得意技 ・チタン系材料への電気めっき
・チタンを含む複合材料への電気めっき
・多種のイオンプレーティング、スパッタリング皮膜
・電気めっきと電着塗装の組合せによる豊富な色バリエーション

表面処理とは・・・

表面処理を大別すると、綺麗に見せるための「装飾性」と、錆を抑えたり硬くしたりという「機能性」の2つに分けられます。
そして、表面処理をする目的や品物の材質により、下表のようにいろんな処理方法を使い分けております。

表面処理の種類概 要
電気めっき電解液中で金属材料の品物をマイナス極に通電し表面に金属を付ける方法で、アクセサリーや眼鏡などの身近なところから、コンピューターや自動車部品に至るまで、広い用途に使用されています。
塗装目的に応じて、吹き付けタイプや電解液タイプなどがあり、防錆またはカラー化にはもっとも容易な処理です。
真空めっき真空中で金属をガス化あるいはイオン化させて品物に付ける方法で、イオンプレーティング、スパッタリングという手段が一般的です。
陽極酸化バルブ金属と呼ばれるアルミ、チタン、タンタルなどの材料への処理で、電解液中で品物をプラス極に通電し表面に酸化膜を生成する方法です。
無電解めっき品物に通電することなく、還元反応という化学的な方法で金属膜を付ける処理で、プラスチックのような電気を通さない材質にもめっきができます。葉っぱへのめっきは(^o^)初めの半歩(^o^)さんの得意技です。
化成処理化学反応を利用して、溶液中で品物の表面に薄い酸化膜や硫化膜を生成する方法で、防錆したり塗装との密着性を向上させるための処理です。

表面処理のポイント

それぞれの工程を見ていただくと、表面処理はとても簡単な作業でできるということが分かると思います。
しかし、その電解液管理は日頃とてもシビアに行われています。ある人は金魚の飼育に例えました。毎日、温度やpH、不純物を監視しないと死んでしまう。めっき液や電着液は生き物なんだと・・・。
さらに、製品を保証する目的で液分析を含めた品質管理をしていますが、どうしても「不良」が発生してしまいます。 この不良の原因は、表面処理工程でのトラブル等に比べ、素材によるものが大半を占めています。
従いまして、良い製品を作るためには、受発注者間で次の項目について明確に話し合われることをお勧めします。

1.材質(加工履歴)は何であるか。
2.品物の大きさ(形状)はどの位か。
3.電気接点をどこにするか。
4.希望品質(膜厚、色など)。
5.使用環境など。

おまけ

避けては通れぬ腐食の話


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